絆を断ち切る、絆を広げる~成年後見制度を考える~前半

2014/02/03 に公開

2012年2月20日、TBSニュースバード ニュースの視点で「絆を断ち切る、絆を広げる~成年後見制度を考える~」と題して放映­されました。
スタジオには、ゲストとして日本成年後見法学会理事長の新井 誠さんと講談師の神田織音さんが招かれていました。タイトルの「絆を断ち切る、絆を広­げる」には、深い意味が込められています。成年後見制度の普及・啓発に少しでもお役に­立てればと思って、番組制作に協力しました。

絆を断ち切る、絆を広げる~成年後見制度を考える~後半 

2014/02/03 に公開

TBSニュースバード ニュースの視点のホームページから
【テーマ】
判断能力の不十分な高齢者や障がい者が、財産管理や施設入所などの契約を代理で手続き­してもらう成年後見制度。この制度は高齢者や障がい者の人たちが、社会と結びつく為に­重要な役割を果たしている。しかし、被後見人の選挙権剥奪(現在は選挙権はあり。)や相次ぐ着服事件など問題点­や課題も多い。その一つが、障がいのある子の親たちが抱える「親亡き後問題」である。

「障害がある人って成人してからの先の人生が長いので、親が後見人になると引き継がな­くてはいけないですよね。うちには弟が2人いますが、果たしてそれで良いのかなと」(­重心障がいの子の母)

「娘が築いてきた自分らしい生活が、親が亡くなったら出来なくなるとか、我慢するとい­う風になってほしくない」(ダウン症の子の母)

成年後見制度の第一人者である新井誠教授と、成年後見制度をテーマにした講談を演じて­いる神田織音さんとともに、成年後見制度の「親亡き後問題」とその問題解決の糸口にな­り得る「法人後見」について考えた。